Nord C2 Combo Organ

Nord C2の製品の生産、販売は終了いたしました
nord C2

Claviaでは、10年以上もの間、ビンテージ・オルガンのモデリングを行ってきました。新製品を開発するたびに、より完全なビンテージ・オルガンに近づいてきました。Nord C2の開発では、バロック・パイプ・オルガン・セクションを追加し、更なるパフォーマンスの充実を図っています。

Nord C2には、B3トーンホイール・オルガン、Vox Continental、Farfisa、そして美しいバロック・オルガンの音色が内蔵されています。つまりC2は非常に幅広いシチュエーションで使用でき、例えば、ロック・オルガン・プレーヤーによるステージでのアグレッシブなパフォーマンスから完全なパイプ・オルガンとして厳粛な演奏にも対応するということです。


パイプ・オルガン

パイプ・オルガン・セクションのためにオルガン製造の黄金時代のものから、我々は慎重に圧倒的な美しいサウンドを誇り、さらにワイドレンジの表現力を誇るオルガンを選び出しました。最先端のサンプリング技術を使い、パイプ・オルガン・プレイヤーのために、リッチで様々な音作りができるよう、製造のための努力は惜しみませんでした。

Nord C2のパイプ・オルガンはフルー・パイプとリード・パイプという2種類の基本タイプから成り立っています。フルー・パイプは柔らかな音色を持ち、リード・パイプは鼻にかかったような音が特徴です。各鍵盤は、様々な音色を出すためにプレーヤーは任意の異なるパイプ、ストップを選択できます。C2のストップのセットアップは、オルガン内部のとても繊細な振動と同じように、劇的な音楽を表す特性を程よいバランスに仕上げることができます。


Prelude B minor/Pastoral F maj
JS.バッハ作プレリュード(B minor)とパストラル(F major)より引用。スウェル鍵盤による演奏でSpitzflöte 4タイプを選択。
 

Chorale
グレイト鍵盤による演奏。ストップ・タイプはPrincipal 8とTrumpet 8を選択。
 

Moto Ostinato/Suite Gothique
P.Ebens作Moto ostinatoとL.ボエルマン作ゴチック組曲Prière à Notre-Dameからの抜粋。
 


ストップとカプラー

パイプ・オルガンでは手で演奏する2つの鍵盤にそれぞれ音色を設定します。下段をグレイトと呼び、オルガンの代名詞とも言える壮大なサウンドで、対して上段をスウェルと呼び、やや甘い音質になります。カプラーは、異なるストップでセッティングされた両方の鍵盤を連結させるために使用され、これにより片方の鍵盤を弾くと、もう1つの鍵盤やペダルの音も鳴り、サウンドがより厚くなります。

ペダル・セクションは3つのベース・ストップがあり、ユーザーは下段鍵盤、あるいはNord Pedal Keys 27(オプション)で演奏することができます。



ストップの配列

Swell (Manual II)
    Fugara 8
    Rohrflöte 8
    Principal 4
    Spitzflöte 4
    Nasat 3
    Flöte 2
    Vox Celeste
    Scharf II-III
    Oboe 8
Great (Manual I)
    Principal 8
    Gamba 8
    Gedackt 8
    Octava 4
    Rohrflöte 4
    Qvinta 3
    Octava 2
    Mixtur III-IV
    Trumpet 8
Pedal
    Subbas 16
    Fagot 16
    Gedackt 8
Couplers
    PED/GR. Low
    SW 16/GR
    SW/GR
    Swell 16
    Swell 4
    SW/PED
    GR/PED

ストップの仕様は、バロック・オルガンの基本的なサウンドの特徴を網羅しています。ストップの総数は21個で、そのうちの9個は上下の各鍵盤、3個はペダル鍵盤用となります。通常見られるカプラーを使用した時の2つの鍵盤による3ユニゾンのサウンドに加え、Nord C2では、カプラーによる3オクターブ機能も装備し、Great鍵盤上で弾いているもっとも左にある音をペダルの音に加えるという特別なカプラーも用意しています。



スウェル・ペダルとトレムラント

サウンドを作るための重要な要素の1つにスウェル・ペダルがあります。Nord C2では、このスウェル・ペダルが実際のパイプ・オルガンに装備されているものと同じように機能します。そしてプレイヤーは、スウェル鍵盤のボリュームとダイナミクスの調整を完全に行えるような仕組みになっています。

また、パイプ・オルガンをさらに力強く響かせるために欠かせない機能がトレムラントです。これはパイプに送る空気の量に変化を与えてビブラートのような効果を生み出す装置です。C2には、2種類のスピードが用意され、それぞれに3種類のデプスを調整できます。


Praeludium C maj/Canzona C maj
Buxtehudeより抜粋。足による演奏で、Pedal Key 27にを用いています。
 

My Funny Valentine
クラシック・ソングを大胆にアレンジしてみました。
 

Pastoral
スウェーデンのダラーナ地方に伝わる古い讃美歌。
 


すべてはオルガン・プレイヤーのために

Nord C2は、パイプのセット、ストップ、カプラーの優れたバランスを持っているだけではなく、パイプ・オルガン・プレイヤーが、すぐに自分のサウンドをセットアップできる簡単さも持ち合わせています。コントローラー類は、見やすい場所に配置されており、これまで街の教会にあるオルガンで演奏してきたように、このポータブルでコンパクトな楽器で演奏できるということに気がつくでしょう。しかも持ち運びも非常に楽です。



ハモンドB3オルガン・サウンド

Claviaでは10年以上の間、デジタル方式のトーンホイール・オルガンの製造を行ってきました。そしてNord C2は、第三世代のトーンホイール・モデルを装備しています。

オリジナルB3の91枚のスプリング・ディスクからの信号を解析するだけはなく、ビンテージ・オルガンの特徴を構成する様々な詳細についても注意を払いました。どのようにトーンホイールは互いに作用するか、クロストークやリークがオリジナルB3のサウンドに影響を与えるか、そしてプレイヤーがオルガンの能力の限界まで演奏する時、何が起こるのか、我々はこのようなことをすべて把握しています。そして、C2トーンホイール・モデルは市場において最高のパフォーマンスを持ったオルガンとして受け入れられることを確信しています。


Struttin´
二段鍵盤や足鍵盤をフルに使った演奏。
 

Synth Bass
シンセ・ベースのエミュレーション・サウンド。
 

Stopped Rotary
ロータリー・スピーカーの回転の変化が確認できます。
 

B3モデルのバーチャル・システムは、パネル上に呼び出したセッティングだけではなく、リアルタイムの演奏中の操作にも追従します。Nord C2は、B3などの特徴でもあるフォールドバック(最低オクターブの折り返し)や、トーンホイール間のエネルギー干渉現象なども忠実に再現します。このエネルギー干渉現象とは、サウンドをややダーティーにそして美しくさせる穏やかなコンプレッション効果を生じさせます。

C2には4つのトーンホイール・モードがあり、クリーンなサウンドから、独特の歪みを持ったサウンドまでを切り替えることができます。



すぐれたパフォーマンス

各トーンホイールのレベルはデジタル・ドローバーで制御されます。それは本物のオルガンの機械的なドローバーと同じくらい素早く、簡単にセットアップできます。Nord C2の現代的なデザインにより、気に入った音色セッティングを簡単に保存してくことができ、さらにすぐに呼び出したり、演奏中でもリアルタイムにエディットすることもできます。また、デジタル・ドローバーを使って新しい音色セッティングに変更した場合でもエフェクトのセッティングはそのままキープされるという便利な機能もあります。



ビブラート、コーラス、パーカッション

その他の要素として、オルガンの内部には機械式と電気式の部品としてビブラートとコーラス・サウンドを作り出すスキャナーという不可欠な装置があり、サウンドを特徴付けています。その仕組みとパーカッション効果もNord C2には備わっています。回転するスキャナーとアナログ回路によるビブラートとコーラスは、トーンホイールと同じように慎重に設計されています。


Live Drawbars
演奏中にドローバー・ボダンによりドローバー・セッティングが変わります。
 

Percussion Love
オルガン独特のパーカッション・サウンド。
 

Rotary Comparisons
レスリー145とオリジナルのNordロータリーの2種類のロータリー・サウンドです。
 

パーカッションは、モノフォニック機構、フィルター、ディストーション、そしてエンベロープの特徴など、すべてに渡り忠実に再現されています。パーカッション機能はプレイヤーが意図するサウンドに調整できます。さらに、オリジナルB3では、パーカッションがオンになっている時は、9thドローバーが使えませんでしたが、Nord C2では使うことができます。



VOX & Farfisa

Nord C2は、1960年代のもっとも人気のあった2台のトランジスタ・オルガン・モデルも搭載しました。それらのオルガンは、12トップ・オシレーター・フリケンシー・ディバイダーによって形成される素晴らしいサウンドです。C2では、オリジナル・オルガンと同じダイナミックなサウンドと独特のレスポンスが味わえます。

トランジスタ・オルガンの原型とも言われるFarfisa Compact Deluxeは、マトリックスによるルーティングと複雑なフィルターのコンビネーションにより、思い通りに極上でパンチの効いたサウンドを作り出すことができます。Vox Continentalの非理性的なデザインから発する、ちょっとこもったサウンドは、実に個性的な特徴を持っています。

トーンホイール・オルガンと同様に、これらのトランジスタ・オルガンは、他のものにはない独特の個性があります。Nord C2のスピーカー・シミュレーターやディストーションなどを加え、さらにイコライザーで音質を調整すれば、プレイヤーの演奏は盛り上がってくるはずです。



ベース・パートの装備

デュアル・マニュアル・オルガンは、ベース・パートを足で演奏できなくては完全な楽器とは言えません。もちろんNord C2は、ビンテージ・トーンホイール、パイプ・オルガンのベース・ストップ、シンセ・ベースなどから音色を選択できる2つのさらなるベース・レジスター・ドローバーを、有名なビンテージ・オルガンの追加装置と同じく搭載しています。

ベースは、専用のベース・ペダルMIDI入力に接続したMIDIペダル・ボードで演奏するか、あるいは下鍵盤でも演奏可能です。



ロータリー・スピーカー

Nord C2のロータリー・スピーカー・シミュレーターは、本物そっくりのスピーカーの動きを体験できます。実際に部屋の中で、サウンド自体を空間に広げるように回転しているような音響的な振動を与え、部屋中の空気がグルグルと回っている雰囲気さえ醸し出すことができます。ロータリー・スピーカーは、フット・スイッチ、またはパネルに取り付け可能なハーフムーン・スイッチ(オプション)によっても調整可能です。

このC2のロータリー・シミュレーターは、我々の自信作です。複数のオリジナル・キャビネットのトレブルとベースのロータリーにそれぞれ別のセッティングでマイクをセットし、オーディオのレスポンスを、時間を惜しまず徹底的に解析しました。このような苦労の末、C2に新しいロータリー・モデルを搭載することができました。

また、本物のロータリー・スピーカーと一緒に使うこともできます。たとえ我々のロータリー・シミュレーターが驚くべきものであるとしても、本物のロータリー・サウンドを追求できるのは、やはり外部のロータリー・キャビネットです。レスリーの標準的な11ピン・コネクターでC2とキャビネットを接続し、ハーフムーン・スイッチまたはC2のパネル・ボタンで回転するスピードをコントロールできます。C2のレスリー・インターフェイスには、ハイ・レベル出力が用意されています。それはまさに魂の叫びのようなサウンドを経験するのに不可欠で、さらに言えば、それが本当のオルガンの声なのです。このハイ・レベル出力は、C2のバック・パネルにある1/4ジャックでも使用できます。



エフェクト

3タイプのスピーカー・シミュレーターと3バンドのイコライザーを組み合わせ、そしてパワフルなオーバードライブを使えば、プレイヤーが求めるサウンドに完全に対応できます。さらにタップ・テンポ機能付きのフィードバック・ディレイ、様々なタイプのリバーブも搭載していますので、思い通りのサウンド・メイキングが行えます。



フレキシブルなアウトプット・ルーティング

自由に使える多数のオルガン・タイプがあるので、サウンド・システムや適切なアンプに様々なルートでサウンドを出力することはとても重要になってきます。Nord C2は、ステレオ出力(1/4インチ、LR)、ハイ・レベル出力(1/4インチ、1系等)、同じくハイ・レベル出力のレスリー用の11ピン・コネクターが装備されています。このようにフレキシブルな環境が用意されているので、例えばトーンホイールのサウンドはロータリー・スピーカーへ接続し、パイプ・オルガンのサウンドはPAに接続するというようなことも可能です。またトーンホイールをロータリー・スピーカーで使用し、ロータリー・シミュレーターを通したサウンドをPAに同時に送ったり、あるいはトランジスタ・オルガンのサウンドをギター・アンプへ送るということも同時に行うことができます。



アディショナル・コネクター

スウェル・ペダルは、どんなオルガンにも表現力をつけるために必須のツールと言えるでしょう。もちろんC2にも、エクスプレッション・ペダルを接続して調整できるようになっています。ロータリーを回転させるスピードは、フット・スイッチ、またはハーフムーン・スイッチ(オプション)で調整でき、さらにサスティン・ペダルも接続できるようになっています。

MIDIコネクターは、Nord C2で他の機器をコントロールしたり、コンピューターやシーケンサーと接続して使用することができます。また、MP3プレーヤーあるいはCDプレーヤーなどをモニター・インプットに接続すれば、C2のサウンドと同時に鳴らすことができ、リハーサルやジャム・セッション等に威力を発揮します。モニター・インプットに入力された音は、C2のヘッドホン端子からのみ出力されます。



軽量設計

スタジオに3台のビンテージ・オルガン、そしてバロック・パイプ・オルガンがあるのはとても嬉しいことですが、それらの楽器をギグに手軽に持ち運べればもっと楽しいはずです。そのような理由でNord C2は軽量設計になっており、手軽に持ち運べます。オプションのギグ・バックを使えば、この強力なサウンドを持つ怪物的オルガンを片手で運ぶことができます。15kgという軽さによって運搬に使うエネルギーを、演奏のためにとっておくことができるのです。



※Yamaha、Steinway、Wurlitzer、Hohner、Clavinet、Farfisa、そしてVoxは各社または各オーナーが持つ登録商標で、これらの名称とClaviaは何ら関係ありません。このカタログにおけるトレードマークの記載は、各サウンドの特徴を説明するためにのみ使用しています。Leslieは、コネクター規格を説明するために使用しています。


最新OS


デモ・サウンド

Pipe organ

C2にはバロック・パイプ・オルガンを内蔵しています。21種のストップを用意し、スウェル鍵盤用に9種、グレイト鍵盤用に同じく9種、そしてベース用に3種のストップ・タイプがあります。

3rd gen. B3 modeling

C2には、非常に完成度の高いB2モデリング・サウンドを搭載しました。91種のトーンホイールが起こす相互作用を徹底的に解析しています。また、トーンホイールから漏れるリーケージ・ノイズまでも忠実に再現しています。

Enhanced click

オルガン・サウンドの特徴であるキー・クリックとキー・リリースにも新しい技術を採用しました。クリック・レベルは調整でき、キー・リリースはトーンホイール・オルガン・サウンドをよりリアルにさせます。

Keyboard action

C2の鍵盤は、オリジナル・トーンホイール・オルガンのような固くソリッドなタッチ感、そして、素早いレスポンスも実現しています。

Monitor input

MP3/CDプレーヤーを直接挿せるモニター・インプットを装備。リハーサルやジャム・セッションなども1人で可能になりました。また、サウンドは、C2のヘッドホン・アウトからのみの出力となります。

Flexible output routing

C2には、メインのL/Rアウトプットに加え、レスリー11ピン用やハイ・レベル用アウトプットを搭載。複数のオルガン・モデルをトータル的に、そしてフレキシブルに出力機器へ接続できます。

Drawbar preview

演奏を遮ることなく、ボタン一つで自由にドローバー・セッティングを切り替えることができます。

Easy-to-use manager

Nordサウンド・マネージャーは、簡単な操作でプログラムのバックアップや変更ができるソフトウェアです。各メニューはツール・バーにより表示され、ドラッグ&ドロップというシンプルなオペレーションを実現しました。このソフトは、C2ユーザーであれば、誰でも自由にダウンロードできます。Windows XP/Vista、Mac OS Xの環境に対応しています。

Portable

2段鍵盤の本格的な仕様ながら、15.5kgという軽量設計で持ち運びも簡単。過酷なツアーにも十分対応する耐久性も獲得しました。



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